野尻湖仮想博物館
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2003/03/08

地質グループの研究

野尻湖の層序

層序の改訂

 野尻湖の発掘地周辺の地質は、下位から池尻川岩屑なだれ堆積物、貫ノ木シルト層(下部、上部)、立ヶ鼻砂層(下部T-W、上部T−W)、杉久保砂シルト層(下部、上部)で構成される野尻湖層が主となる。これらの地層はC14年代で5.2万年から0.6万年前後と推定されている。池尻川岩屑なだれ堆積物は、野尻湖の東側にある赤川の流域に流れ込んだ大規模な火砕流の一部が川をせき止めたもので、それによって野尻湖が形成されたと考えられている(野尻湖地質グループ, 1990, 石井・野尻湖地質グループ, 1997)。

 貫ノ木砂シルト層は池尻川低地、野尻湖底、中町丘陵、柏原周辺などに分布する沼沢性の堆積物である。

古流向