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ケーススタディ

ケーススタディ

2022-07-30

Shinichi Kato
加藤真一 Ph. D.
チャットボット研究者

ケーススタディでは簡単なチャットボットを作りながら、様々な機能がどのように構成できるかを見ていきます。 緒言で述べたようにチャットボットはエンコーダ内的プロセッサデコーダという3つのブロックに分けて考えることができます。 それぞれを採用した理由は本文を見てください。ここでは各ブロックの特徴を簡単に示します。

傾聴ボット(1)

  • エンコーダ: Bag-of-words
  • 内的プロセッサ: 特になし
  • デコーダ: Echo エンコーダは入力文字列を形態素に区切り、順番を無視して種類ごとに数えた形態素の個数をベクトルとする「Bag-of-words」と呼ばれる方法を用い、辞書の中で最も似ている行の番号を内部コードとします。 デコーダは出力は辞書に書いてある文字列をそのまま出力します。 この組み合わせは単純な入力ー出力の対応ができ、これを用いて簡単な傾聴役を行うチャットボットを考えます。

傾聴ボット(2)

  • エンコーダ: Harvest
  • 内的プロセッサ: 抽出単語の再利用
  • デコーダ: Harvest エンコーダは入力文字列を形態素ではなく文節に区切り、辞書の入力文字列に「」が含まれていたらユーザの入力文字列からその部分に当たりそうな箇所を抽出します。 デコーダはこの方法で抽出された単語を再利用して出力文字列の「」を置き換えます。 Harvest エンコーダ/デコーダは、ユーザ発言の一部を聞き返すという動作ができます。これにより、さらに積極的な傾聴のやり取りを行います。

名付けボット(2)

  • エンコーダ: Pattern
  • 内的プロセッサ: プッシュダウン・オートマトン
  • デコーダ: Tag エンコーダは
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