加茂市に入って最初の駅が土倉です。
土倉駅と冬鳥越駅の間には、隧道も残っていました。
後日訪れてみると、冬鳥越駅跡は綺麗に整備されていました。
蒲原鉄道は大正12年10月20に五泉〜村松間4.2kmの運行を開始し、
昭和5年7月22日には村松〜東加茂間15.2kmを開通、昭和5年10月20に
は東加茂〜加茂間2.5kmを開通し、全線で21.9kmになります。その後、昭和
60年3月31をもって加茂〜村松間17.7kmを廃止、平成11年10月3日に
は五泉〜村松間4.2kmを廃止し、77年間続いた鉄道の使命を負えました。
日本の鉄道車両は、大正末期から昭和初期にかけて、ようやく木製か
ら半鋼製に変わってきました。ここに展示するモハ1号は大正12年?田
車輌製造の物で、誕生してからわずか4年後に半鋼製時代を迎えます。
当初は五泉〜村松間、その後昭和5年から昭和29年まで五泉〜加茂間
で運行され地域発展に尽くしました。
型式:モハ1
全長:11.455m
全幅:2.692m
高さ:4.064m
定員:66人
自重:20.03t
加茂市:市指定文化財
この電車は昭和15年に日本鉄道自動車(株)が武蔵野鉄道の半鋼製制御
車として製造した物で、昭和初期の私鉄向きの標準電車です。昭和
33年1月に蒲原鉄道に譲渡する前に電動車に改造されました。
昭和33年から昭和60年に村松〜加茂間が廃止されるまでと、その後
平成11年に五泉〜村松間が廃止されるまで運行され「モハ1号」とと
もに地域発展に尽くしました。
この種類の電車は、昭和11年頃から16年頃にかけて多数製造されま
したが、比較的新しい時代の製造のためか、製造以来60年を経過した現
在,保存車両は全国的に見てもかなり数が少なくなっています。
型式:モハ61
全長:17.000m
全幅:2.725m
高さ:4.110m
定員:110人
自重:27.45t
加茂市:市指定文化財